あすれん 多頭飼い主の犬ブログ。 時々、西武ライオンズ。 たまにレビュー。

~ミニチュアダックス3匹&マルプー1匹の多頭飼い主が、埼玉西武ライオンズを応援しながら、クリエイティブする生活模様~

【西武ライオンズ】CSで見えた課題。新しい西武ライオンズのカタチはどうなる?

短期決戦で層の薄さが顕著に出た

前回の記事でも触れたベンチワークの弱さ。素人から見ていて起用方法が気になるところはありましたが、ソフトバンクと比較すると勝負所で切るカードがないことも確かに気になりました。

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ソフトバンクは走攻守それぞれでカードを持っていました。

代走に、プレミア12の代表にも選出された周東選手。

代打では、要所でタイムリーを放った長谷川選手。

代打・代走後も、福田選手や明石選手、高谷選手が守備に入ることができ、内野・外野・捕手それぞれにレベルの高い控えが揃っています。

 

継投も、高橋純投手、嘉弥真投手、モイネロ投手、森投手など豊富な投手陣が勢ぞろいで、短期決戦ではその戦力を惜しみなく活用した工藤監督の采配も見事でした。

 

CS最終戦後、辻監督は以下のように述べています。

辻監督は「3連覇ができるように」と目標を掲げ「投手陣もそうだが、(野手の)選手の層(が薄い)。若い選手を育てないと」と強化ポイントを挙げた。

 

引用元:西武 辻監督の来季続投を正式発表 選手層の薄さが課題「若い選手を育てないと」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

 

主力が長期離脱せず、スターティングメンバ―を固定してシーズンを戦ったことが、V2の要因としてよく取り上げられていました。裏を返せば主力の代えが利かなかったからこその苦肉の策だったかもしれません。

 

ソフトバンク・巨人にならい3軍制へ

今季、西武は練習場と寮を新設しました。それは3軍を新設することも視野に入れたものだったのでしょう。

ソフトバンクでは、千賀投手、甲斐選手、牧原選手と今回のクライマックスシリーズでも活躍した主力選手が育成出身です。

▽他球団の3軍制 ソフトバンクが11年に初めて導入。競争力を高めることを目的とし、独立リーグとの定期交流戦や社会人チームと年間70~80試合を行う他、韓国遠征で同国リーグの2軍とも試合を行う。また、巨人も16年から3軍制度を敷き、18年の春季キャンプでは3軍として初めての単独キャンプを行った。広島も3軍を置くが、故障者のリハビリが主軸。

 

引用元:西武「3軍制」導入へ CS敗退で選手層の薄さ痛感 若手育成強化へ― スポニチ Sponichi Annex 野球

3軍制になることで、選手間の競争も活発になり、層の厚みも出てくるはずです。

ただ、すぐに結果が出てくるものではないです。ソフトバンクは11年から導入していて、甲斐選手がブレイクしたのが去年。そう考えると、5、6年の長い目で見ていかないといけませんね。

それはまでは今の若手の奮起に期待しましょう。

 

緊張感は持つことは大事。でも…

このクライマックスシリーズ工藤公康監督はベテランの松田宣や中村晃といった主力をスタメンから外し、福田らを起用してそれがハマった。一方、西武はシーズンを通じてほぼ固定メンバー。選手層の厚みもあるが、重要なのは選手層の厚さによって、選手たちの心の中に生まれる「危機感」なのだという。

 

引用元:鷹と西武、差はどこに? 平成唯一の3冠王・松中氏が「勝負を分けた」と指摘した“隙”(Full-Count) - Yahoo!ニュース

 

外崎選手は、自分が打てなくても周りが打ってくれる安心感がある、だから思いっきりバットを振れると語っていました。

しかし、打線は水物。歯車がかみ合わない時もあります。

 

ソフトバンクのように選手層が厚くなることによって、危機感を感じさせることも大事でしょう。でも、危機感だけでなく、選手たちのメンタルも一緒にケアしていってほしいです。

 

ここで『ジャイアントキリング』のある場面を見てみましょう。

 

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f:id:tabi-inu:20191016005230j:image 引用元:ジャイアントキリング 18巻

 

ホームラン王、打点王首位打者最多安打盗塁王がいる、そんなとがった個性を持った選手たちが融合したチーム――それが西武ライオンズだと思っています。

 

だから、個性が死んでしまう危機感の与え方は違う気がします。

チームが勝つために、自分の個性を生かす戦い方と役割を監督・コーチと見つけ、求められたときに結果を出すハングリーさを身につけて、来季「新しい」ライオンズを見せてもらいたいです。

 

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