旅犬の明日を練習。

~ミニチュアダックス2匹&マルプー1匹の多頭飼い主が、埼玉西武ライオンズを応援しながら送る生活模様~

UDCastは外国人でも映画館で楽しめるはずなのに…。東京オリンピックに向けて映画館がするべきこと

外国人は日本で映画を楽しめないのか?

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先月から親戚の家に台湾人の留学生の子が来ています。

 

その子が台湾で「君の名は。」を見た(英語字幕で)というので、せっかく日本に来たし、公開中の最新作「天気の子」を見たらどうか、という話になり、奥さんとその子と3人で見に行くことにしました。

 

ただ、その子は英語と日本語ができるけど、まだ日本語が少したどたどしいところもあるので(日常会話レベルなら問題ないんですが)、ちゃんと映画を楽しめるか不安でした。

 

UDCastをご存知ですか?

私と奥さんはすでに「天気の子」は一度見たことがあったのですが、そのときの劇場のCMで「UDCast」というサービスの告知映像が流れたんです。

 

 

最近映画館に行かれた方であれば見たことがある人も多いのではないでしょうか?

 

この映像が流れた映画は「UDCast」に対応しており、視覚障害聴覚障害のある方だけでなく、外国の方も楽しめる、という趣旨の映像です。

 

そっか、これを使えばさすがに中国語字幕は無理かもしれないけど、英語字幕ならきっとあるし、一緒に映画を楽しむことができるはずだ!

 

実際にトライしてみると…

映像では詳しい利用方法に触れていなかったので、ネットで検索して公式サイトを見に行ってみました。

 

 

ふむふむ、どうやら事前にアプリをダウンロードする必要があるらしい。

 

留学生の子にアプリのダウンロードをしてもらう前に自分でどうやるのか確かめておこうと思い、アプリをダウンロード。

 

アプリを起動すると、こういう画面が出ます。

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今回は字幕表示を利用したいので、字幕ガイドを選択。

 

見に行くのは「天気の子」なので、「天気の子」を探して…

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あった!

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英語字幕は、っと…

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ん…?

 

 

日本語字幕しか対応してない?

 

 

ええーーー!

 

 

外国の方でも楽しめます、って言ってたじゃん…

それでもリスニングだけよりは日本語字幕を表示したほうが理解が捗るかもしれないと思い、日本語字幕を選択すると…

 

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え、つまりスマホじゃなくて機器をレンタルする必要があって、その機器がレンタルできる劇場も限られているってこと?

 

なんかとてつもなくハードルが高いサービスなんですが…

 

 

UDCastは外国人向けにはなっていない

結局、英語字幕どころか日本語字幕も表示がカンタンにはできないことがわかり、留学生の子とは普通に鑑賞をしました。

 

その子の感想はやっぱり「よくわからなかった」でした。

 

そりゃそうだ。

日本人が見ても、あれってどういうことだ?って思うところがあるんだから。

 

しょうがないので、帰りに児童文学書で出ている「天気の子」の小説版(児童文学書のほうなら、ふりがながふってあるから読みやすい)を買ってあげて帰路につきました。

 

※漢字は難しいから読めないけど、ひらがななら読めるという外国人のお友達がいたらつばさ文庫とか小学生向けの児童書本を紹介してあげるといいですよ!

 

まだまだ課題の多いサービス

映像では、外国の方でも楽しめます、と言っていますが、実態としてはそこまでサービスが追いついているものではありませんでした。

 

Appストアのレビューで視覚障害の方が助かっているというコメントを寄せてくれているのを見つけたので、障害者の方には大事なサービスだということは伺えます。

 

でも、サービスとしてはすごく良いものなのに、提供する側が全然おいついていない、そんな状況が見てとれました。

 

だってあの「天気の子」ですら、英語字幕がついてないことに加えて、ハリウッド映画であっても英語字幕が表示できるわけでないようなのです。

 

アプリのレビューのコメントを見ると、ディズニー映画も対応していないようですし、障害者の方達にとってもまだまだ課題は残っているようです。

 

※ハリウッド版ゴジラも日本語字幕のみ。

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東京オリンピックを見据えて

東京オリンピックに向けて、外国人観光客へのおもてなしがよく取り上げられていますが、映画館もチャンスなんじゃないでしょうか?

 

日本のアニメは海外でも人気です。

オリンピック競技の合間の時間に、

アニメの本場日本で、

映画館の大画面で、音響も整った環境で見ることが出来たら、

外国人の観光客も嬉しいんじゃないでしょうか?

 

自分も仕事の関係で、日本語から英語へのローカライズに関わったことがありますが、テキストの翻訳だけであれば、そこまで大きなコストと時間はかからないです。

 

ただ、アニメでいえば、口パクアニメーションがfixしないと適切な翻訳ができないので、上映開始と同時に多言語の字幕への対応は難しいかもしれません。

(映画作りもきっと上映日ギリギリまで作業したりするでしょうから)

 

しかし、見方を変えればちょっと時間とお金を捻出すれば、映画業界は新しい顧客が獲得できる可能性があります。

 

この仕事が映画制作会社なのか、配給会社なのか、はたまた映画館のものなのかまではわかりませんが、東京オリンピックに向けて本気で考えてみてもいいのではないでしょうか?

(多言語の字幕対応しておけば、そのまますぐに輸出できますしね)

 

天気の子 (角川つばさ文庫)

天気の子 (角川つばさ文庫)

 

 

 

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